カード法と断片のサイズ
さまざまなものが、視点を変えれば、断片となる。
だからこそ、その管理においては、サイズあるいは粒度が非常に重要になってくる。
いま、この記述は京大型カードの上で行われている。これもまた断片の一つではあるが、それは1フレーズでもなければ、2000字の文章でもない。200~300字程度のひとつのまとまりである。このサイズは、容易に他の断片と関連性を持ちうるが、それと同時に、ある程度のコンテキストを持ち得る。
おそらく完成品に向かうまでと、途中経過においてで、適切な断片のサイズというものがあるはずだ。そして、何がそのサイズを決定するのか、そしてその過程で何が行われるのかを検討してみたい。
初出:2017.Aug.19