見い出しやすい形にしておく
そこにある関係性・構造・メッセージを見出すには、個に注目するだけでは足りない。二つ以上の個を見通し、ときに粒度を変更して、全体を構成する断片に目を向ける必要がある。 「見い出す」ためには、見つめることが必要で、どのように見るのかがそれに関わってくる。視点は、考点の出発点となりうるのだ。 断片として全体を捉えることで、関係性・構造・メッセージは捉えやすくなる。それは本文を通して読まなくても、目次を見れば、本の構成やメッセージが捉えられるのに非常によく似ている。タスクの分解にも近いものがある。 初出:2017.Aug.17