行為およびプロセスの断片化
「断片からの創造」では、全体像を三つの行為に分けた。「認識」「操作」「組織化」の3つ。Fragment-Triangleだ。これら3つの分類は、あくまで便宜的なものであり、それぞれは別の要素と接続を持つ。つまり、「どちらでもありうる」という要素が存在する。しかし、だからといって、「すべては1つである」と認識するのは乱暴であろう。なぜならば、行為の主体者としての私は、真なる意味でのマルチタスクは得意ではないからだ。行為そのものを断片化し、一つひとつ片付けていった方が、脳を機能的に使える。アクセルを踏むときはアクセルを、ブレーキを踏むときはブレーキを踏むのである。 すべてのプロセスは一連ではあるのだが、それを断片化(分節化)して、切り離す。 初出:2017.Apr.27