組織化への道のり
必要があれば、集めた断片を用いて、全体を構成していくことになる。想定される「必要」は、外部からの要請か、断片からの要請である。一定量集まった断片群や、すでにつながりが生まれつつある断片群は、全体化への要請を生じさせる。受け身の表現をあえてすれば、全体として何か言いたく(言い表したく)なるのだ。通常それは表現欲求と呼ばれる。表現欲求とは、蓄積した断片があげる、全体化への希求の声なのだ。 以上二つの道のりが、全体化では想定される。前者ではなるべく依頼主の希望に沿った形で、後者なら断片の望む形で進めるのが良いだろう。
2017.Feb.9