断片から生まれるメモ
まず、事象や物事があり、私たちがそれに接する(=全体との接触)。
その認識は、広い意味での発想を呼び込むかもしれないし、呼び込まないかもしれない。
呼び込んだら、そこでメモが発生する。自分が捉えた断片のイメージを書き留めるのだ。 このメモは、メモとして見れば全体ではあるが、何らかの要素(断片)でもある。その要素が属するのは、「自分が思いついたこと」という全体かもしれないし、「知的生産の技術」という全体かもしれない。ともかくそれは、全体であり、断片でもある。 どちらにせよ、メモを作るためには、その前段階の認識が必要である。意識的にせよ、無意識的にせよ、まず認識ありきなのだ。 初出:2017.Jan.25