操作から組織化へのアクセス
断片を集めたら、それらを使って大きな構造(構造物)を作ることになる。しかし、これは正確な表現ではない。断片を保存した際、そのつながりや相互作用を活かしていると、少しずつ断片が大きくなっていく。構造に向かって育っていく。つまり、断片の操作は、組織化への入り口なのだ。
組織化は、独立したプロセスではなく、日常の操作の延長線上にある。行為の本質は、共有されている。ただ、そのサイズや対象が異なるだけである。
よって、操作を続けていれば、組織化の技術の土台は磨かれるし、また組織化にチャレンジすると、操作の技量や精度も変わってくる。
初出:2017.Feb.8