【BEAR KNOTのテディベア展】2023−2024
飛騨高山テディベアエコビレッジ
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熊を含む野⽣動物たちは環境に適応して⽣きています。その環境に合わせて姿かたち、性格までも違ってくるでしょう。
テディベアにおいても、⽣まれる環境によって姿かたちが変わることは⾃然で、その場所にある素材を使うことでその場所に⽣きるテディベアが⽣まれると思っています。
BEAR KNOTのテディベアに出会った⼈々がクマとその情景を感じられるよう、それぞれの作品にはテーマやストーリーが背景にあります。
BEAR KNOTではこれらの作品を「コンセプトベア」と呼んでおり、表情・姿・質感・抱き⼼地などテディベアならではの表現を試みています。
現代のテディベア素材として主に使⽤されているモヘヤや化学繊維などを使⽤する⼀⽅、”その場所に⽣きるテディベア” を表現するため、⾝近にある廃材や⾃然の素材も使⽤します。
本展⽰では、BEAR KNOT(浅井友紀)が2021年〜現在までに制作してきた作品の⼀部を4つのショーケースに展⽰しています。
どうぞごゆっくりご鑑賞ください。
素材提供元
株式会社モノファクトリー(ケーブル被膜・フェザー)
作者プロフィール
浅井友紀(1991年⽣まれ)
中学⽣時代に初めてテディベアを作り、その後会社員を辞めるまで趣味での制作を続ける。
2019年、デンマークの⼿⼯芸学校スカルスフォルケホイスコーレに留学。ものづくり中⼼の⽣活を送るなかで現地での素材への向き合い⽅や考え⽅に影響を受ける。
2020年帰国後、「テディベアが結ぶご縁」という意味を込めて屋号をBEAR KNOT(ベア ノット)とし、京都で本格的にテディベア作家として活動を開始。ハンドメイドテディベアの制作・販売を⾏う。
作家として活動を続けるなかで、”作って売る” だけの ”制作 → 消費” の流れしか⽣み出せないことや、輸⼊材料の供給の不安定さにもどかしさを覚え、さまざまな素材での制作に挑戦している。
現在は福井県⼩浜市に拠点を移し、⾝の回りにある廃材や植物から制作を⾏いながら、関連するワークショップなども実施している。
「BEAR KNOTのテディベア展」詳細
日程:2023/7/6~2024/6予定
場所:飛騨高山テディベアエコビレッジ
住所:岐阜県高山市西之一色町3-829-4
開館時間:
ミュージアム
土・日・祝 10:00~17:00
平日 11:00~17:00
(入館受付:16:00まで)
ショップ・カフェ
11:00~17:00
(ラストオーダー:16:30)
※水曜日休館
※冬季休館の可能性あり
入館料:
大人 ¥600
高校生 ¥500
小・中学生 ¥400
小学生未満(幼児以下)無料
( HPに入館料100円OFF優待券を掲示されていますので是非ご利用ください。
その他ご来館に関するお問い合わせは、飛騨高山テディベアエコビレッジ様までお願い致します。
展示作品 (順路並び)
ぼくhttps://scrapbox.io/files/666031eb858cae001dda8a3b.JPGConcept
デンマークに滞在していた頃を懐かしみながら、たまに散歩していた風景を思い出していました。
湿った林のなか、足元の苔はふかふかで、たくさんの種類のキノコが生えていて、木々には青々とした地衣類が張り付いていました。「ぼく」はそんな風景にある木のイメージです。
The Craftsmanhttps://scrapbox.io/files/666031f51b4e70001c21745f.JPGConcept
昔からある珈琲店に集まるのはもちろん珈琲好きさんたち。
こだわりの珈琲がいただける場所に生息するテディベアとして生まれたのは、顔も体も珈琲で染まったクマさんでした。
大切に歩くhttps://scrapbox.io/files/666031b20ac9f6001d9df4f6.JPGConcept
やりたい事や楽しいことが多すぎて速歩きになるあまり大切なものを見落としてはいませんか。
どこか人間のようなシルエットで、探しものをしながら歩いているイメージで制作しました。
ぬくぬくするくまhttps://scrapbox.io/files/666031f0620e80001c89aac8.JPGConcept
愛らしく見つめては餌をねだってくる。
飼育施設で見た、たくさん餌をもらってふくよかなツキノワグマがとても愛らしく感じると同時に、野生のクマに思いを馳せて制作しました。
「A BABY - カーテンから生まれ変わったテディベア -」 https://scrapbox.io/files/666029934b8ade001df772c8.JPGConcept
赤ちゃんの様に愛らしく無垢なデザインの型に、廃棄予定だったカーテン生地からファーのように毛並みが現れるよう制作しました。
詰め物にも廃棄予定だったフェザーや緩衝材、制作で出た繊維くずを使用しています。
様々な素材が生まれ変わり、また愛されることを願って。
展示の様子
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