モニタのキャリブレーション
較正、calibration
本来的には何をどう調整しなければならないのか?
全体としての輝度が適切である必要がある。
いわゆる24bitRGB値と実際の色とがマッチしている必要がある。
より具体的に
白色100%(飽和)時の輝度の調整
白色のバランス(R, G, B の比率の調整)
黒から白に変化するときの、変化値と実際の輝度の調整
各色が黒から最高輝度に変化するときの、変化値と実際の輝度の調整
画面の「明るさ」の指定は実際には何をやっているのか?
輝度100%(上限)を上げ下げする。0%から100%まではリニアに変化する。
液晶の場合、実際にはバックライトの明るさの調整。
LEDの場合は、実際には素子の輝度の調整になる。
画面の「コントラスト調整」とは実際には何をやっているのか?
画面の「色温度設定」とは実際には何をやっているのか?
色温度の計算
少しややこしいのは、以下の問題があるため。
人間の視覚による認知は脳による補正、錯覚が含まれてしまっている。
R、G、B三色が同時にそれぞれ一定量見えると「白い」と脳が解釈する。
この白さは実は太陽光のスペクトルそのものである。
外来光の影響がある。
発光素子のスペクトル分布がモニタごとに異なる。
測光器には基本的に2種類存在する。
フィルター型
RGB原色3色のフィルターを通した後の輝度を測る。
安価。
分光型
プリズムによりスペクトルに分けた後、それを測定する。
高価。