システムに関わる一般的なアクター
企画者
利用者
管理者
開発者
保守者
企画者
システムの要件を検討し決定する。
システムを使わせるアクター
ビジネスをよく理解している。
システムの内部構造についてはほとんど知識がない。
自身はシステムをまったく使わないこともよくある。
利用者
システムを使う。
いわゆる「エンドユーザー」のことである。
システムを利用するのが目的である。
システムが提供するビジネスロジックについてはある程度の知識がある。
システムの内部構造については知識がない。
システムログを読むことはない。
システムに問題が発生した時には、システム管理者に通報することができる程度であり、問題解決はできない。
管理者
システムを管理・運用する。
いわゆる「アドミニストレータ-」のことである。
システムをいつも正常稼働させるのが目的である。
システムが提供するビジネスロジックについて、十分な知識がある。
システムの内部構造については、管理に必要な程度の知識がある。ソースを読むことはほとんどできない。
システムログを読むことはあるが、管理に必要な程度である。詳細な情報は読んでも理解できない。
システムに問題が発生した時に、ログなどから分かる軽微な問題であれば、問題解決できる。
開発者、保守者
システムを作る、または直す。
いわゆる「ベンダー」のことである。
システムを開発し、システム管理者では解決できないような問題を解決するのが目的である。
システム開発者は作るまで。
システム保守者は運用開始後の対応をする。
システムが提供するビジネスロジックについて、十分な知識があるが、企画者、管理者よりは劣る可能性がある。
システムの内部構造については、十分な知識がある。ソースを読むことができる。
システムログを読み、詳細な情報を読み取り、原因究明をする。
システムに問題が発生した時には、ログを含め十分な情報があれば、ほぼ問題解決できる。