コーディングスタイル:二項演算子の折り返し場所
基本的には以下の3通りの考え方がある。
そもそも折り返さない
二項演算子の前で折り返す(次の行の先頭に二項演算子が現れる)
二項演算子の後で折り返す(前の行の末尾に二項演算子が現れる)
言語の標準書式で決まっているケースもある。
折り返しの後、インデントするかしないかはここでは問わない。
インデントがある場合、そもそもインデントで継続行であることが明白であるため、行の継続性については関係なくなる。
code:txt
aaaa
+ bbbb
aaaa
+ bbbb
そもそも折り返さない
code:txt
aaaa + bbbb
主張
長い行を折り返すのはテキストエディタ(ビューア)の役目であって、実際の構文で折り返す必要はない。
メリット
構文解析で改行を考慮する必要がない。
間違いなく続いていることが分かる。
デメリット
とても長くなる。
どこが区切りかわかりづらい。
二項演算子の前で折り返す(次の行の先頭に二項演算子が現れる)
code:txt
aaaa
+ bbbb
主張
先頭に二項演算子が現れるので、先頭を見るだけで、前の行から続いていることが明白
メリット
先頭だけを見ればいいので見落としが少ないかも
デメリット
+, - など単項演算子にもなるタイプの二項演算子で誤読の可能性がある。
二項演算子の後で折り返す(前の行の末尾に二項演算子が現れる)
code:txt
aaaa +
bbbb
主張
前の行から順に見ていけば、二項演算子の次にあるべき値がないので、次の行に続いていることが明白