範囲コメント
コメント開始記号とコメント終了記号の間にコメントを書く。 複数行コメント(Multiline Comments)の方が一般的かも。
単に行コメントを複数繰り返せば複数行になるのでは? と考えるが、行頭に開始記号を書くか書かないかがそれなりに重要。
C言語/C++/Dart/Go/Java/JavaScript/Kotlin/PHP/Rust/Scala/Swift
/* から */ までの間がコメントになる。
C言語のコメント文法 /* */ の元祖は BCPL という言語です。BCPL(Basic Combined Programming Language)は、1966年にマーチン・リチャーズによって開発されたプログラミング言語で、B言語の前身となりました。そしてB言語は、C言語の直接の前身となりました。
BCPLでのコメントは // から行の終わりまででしたが、B言語では /* */ の形式に変更されました。C言語はB言語から直接的に派生したので、そのコメント文法を継承しています。
code:c
/*
この間はコメントです
*/
Haskell
code:haskell
{-
この間はコメントです
-}
HTML
code:html
<!--
この間はコメントです
-->
Lua
code:lua
--[[
この間はコメントです
]]
MATLAB:
code:matlab
%{
この間はコメントです
%}
Pascal
code:pascal
(*
この間はコメントです
*)
{
またはこの間もコメントです
}
Python
code:py
'''
この間はコメントです
'''
"""
またはこの間もコメントです
"""
Ruby/Perl
code:ruby
=begin
この間はコメントです
=end
ShellScript(sh/bash)
文法としては範囲コメントは存在しない。先頭のコマンド :が何もしないコマンドで、その後のシングルクォーテーションで括られた文字列に改行を含むことができるために成り立っている。
code:sh
: '
この間はコメントです
'
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