A20以上のアドレスバスの問題(レガシー)
8086 CPU では、そのメモリ空間のデザイン上 0x00000~0xfffffの 20bit (A0~A19)のアドレスしかなかった。
16bit のセグメントレジスタと16bit のアドレスレジスタを持ち、セグメントレジスタを8bit 右シフトしてアドレスレジスタに加算して20bitの実メモリアドレスを作っていた。
メモリ空間を拡張することになるが、過去の遺産があるため、単純に拡張できず、最初に 8086 モードとして起動して、その後 80386 以降のプロテクトモードに切り換える時に、アドレスバスのA20以上を有効化するような方法が採られた。
この頃の 8086 系搭載型の PC には標準規格が存在していなかった(?) IBM PC 互換のものでもかなり怪しい状態。
参考