階層型
階層型(ツリー型)とは
情報を木のように細分化しつつ管理する手法
最もよく使われる管理手法
階層型ディレクトリは集合の包含を繰り返したものだと考えることができる。
A/B/C であれば、集合Aの中に部分集合B、部分集合Bの中に部分集合Cがある。
長所
大きなカテゴリから小さなカテゴリへと細分化していくのは直感的。
だいたいのカテゴリは大小関係を持っていて、それで分類するのには合理性がある。
抽象から具体へ
概要から詳細へ
短所
視点により細分化の区切り(カテゴリ)が異なってくる。
カテゴリの上下関係があいまい。
集合の包含関係だと、AND や OR ができない独立した存在になってしまう。
A/B/C と X/B/C の B、C は名前は同じなのにまとめて扱えない。(検索を正規表現的に行えばできないことはない)
複数のカテゴリに跨がるものを分類することができない。
実際の管理上では、1つのディレクトリにすべてのデータを入れるようなことをすると、まともに動かなくなる。せいぜい1000が限界。
このため、どうしても多段にする必要がある。この多段の関係はデータの意味とは無関係になる。