通貨発行権

通常、政府、もしくは政府の特定機関(中央銀行)のみが通貨を発行できる権利を持ち、それ以外では通貨を発行することはできない。

これにより、通貨を勝手に発行できなくして通貨の価値を安定させる。

間接的に通貨を発行できる場合も通貨発行権を持つと言うことがある。

例えば、日本の場合、日本銀行のみが本来の通貨発行権を持つ。しかし、政府が国債を発行して通貨を調達することは、見かけ上は借金であるが、最終的に国債が日本銀行に通貨発行されて買い取られ、永久にそのまま保持されるという経路から、通貨発行しているとみなされる。