労働価値説
価値は労働によって生まれるという考え方。
現代では否定されている。
ここから、貨幣の価値×量は、労働力の合計と等価である、という考え方になる。
物を売るときには、少なくとも、生産コストより高い値段を付ける必要がある。
生産コストを分解していくと労働に対する賃金が主因になる。
問題
そもそも、労働しても無価値なものはいくらでもできる。
「貨幣供給にはそれを裏付ける労働力が必要である」と考えてしまうため、労働が先、貨幣発行が後という考え方になってしまう。
「既に労働力は逼迫しているため、貨幣はこれ以上発行できない。」「貨幣を発行してもその分貨幣価値が下がるだけである。」という理屈にされる。