貨幣の流通速度
Velocity of money
理論的には、「取引の総額÷貨幣の流通量=貨幣の使用回数」という式が成り立つ。
これを速度とみなすのが貨幣の流通速度
貨幣がどの程度使われているかを測定する目安となる。
「取引の総額」をどう考えるかが問題で、単純にカウントすると、最終生産物ができるまでの生産過程の取引が大量に含まれてしまう。(最終生産物は同じ値段でも、生産過程で大量に取引を繰り返してそれをカウントすると水増しみたいなことになってしまう。)
GDPを使って計算する場合は「最終消費者視点での貨幣の使用回数」になる。(つまり、生産過程でいくら大量に取引が行われてもカウントされない。)