スモーガスボード
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日本の「バイキング形式」の原型
スウェーデンの文化
smörgåsbord
smörgåsがパンとバター、bordがテーブル
smörgåsは一般的にはサンドイッチということらしい
https://youtu.be/03WyV1B9RuQ?feature=shared
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日本の食卓にすっかり根付いた「食べ放題」の代名詞、「バイキング」のルーツが、北欧スウェーデンにあることは有名ですが、
有名か?
本場では全く異なる文化とルールを持つ「スモーガスボード」と呼ばれていることはあまり知られていません。
それはそう
1958年の帝国ホテル、日本で初めて本格的なスモーガスボードを提供するにあたり、当時の支配人が映画『バイキング』から着想を得て、
『バイキング』は1958年9月20日に日本で公開されたアメリカ映画
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/37/Vikings_moviep.jpg/1024px-Vikings_moviep.jpg
「北欧=バイキング」という勇壮なイメージを重ね合わせ、「インペリアル・バイキング」と名付けたのです。
1957年、翌年に落成する新館の目玉となるレストランを模索していた帝国ホテル社長の犬丸徹三は、旅先のデンマーク・コペンハーゲンで北欧式ビュッフェ「スモーガスボード」に出会った。
「好きなものを好きなだけ食べる」というスタイルに注目した犬丸は、当時パリのリッツ・ホテルで研修中で後に帝国ホテルコック長となる村上信夫に料理内容の研究を指示した。
後述するが、実際はコース料理のような作法がちゃんとある
一方「スモーガスボード」が非常に言いにくく馴染みのない言葉であったため、新しいレストランの名称を社内公募した。
その結果「北欧と言えばバイキング」という発想と、当時帝国ホテル脇の日比谷映画劇場で上映されていた『バイキング』(1958年)という映画の中の豪快な食事シーンが印象的だったことから、新店名を『バイキング』に決定し、1958年8月1日、新しく開館した帝国ホテル第二新館に「インペリアルバイキング」をオープンした。
時系列が謎だ
このレストランは好評を博し、ランチ1,200円、ディナー1,600円だったにもかかわらず連日行列ができるほどであった(当時の大卒の初任給が12,800円)。これを模倣した後発店が定額食べ放題のシステムを「バイキングスタイル」と表現したため、バイキングはビュッフェレストランの代名詞となった。
マナー
基本となる食べる順序はフルコースと同じ
前菜
冷たい魚介類: ニシンの酢漬けなど。
冷たい肉料理とサラダ: ハム、パテなど。
サラダ
温かい料理: ミートボール、グラタンなど。
デザート: チーズやケーキ、フルーツ。
料理が変わるたびに新しい皿に取り替える
使い回さない
使った皿の数が多いほどそれぞれの料理を尊重している証と見なされる
山盛りしない
日本で食える店
『レストラン ストックホルム』が定番だったようだが、2022年に閉店してしまった
いまは横浜の『スキャンディア』あたりだろうか
菊地成孔曰く、
筆者がバイキング料理とスモーガスボードの関係を知ったのは、小林信彦の『ドジリーヌ姫の優雅な冒険』(1978年)という、食文化をテーマにした短編集の中の「スモーガスボードで終幕(フィナーレ)」という一遍による。確か、短編集の最終話だったように記憶している。スモーガスボードはライトフォーマルでありながら、やはり祝祭性が強く、大団円に相応しいパーティー感を持っているのであろう。