絶滅の形而上学
絶滅ではない種の消滅はあるか
我々がタイムスリップして祖先と既に交配不可能だったら、「人間」は既に絶滅している?
交配可能性の推移閉包? →なんでも同じ種になってしまう
親子関係
「人類が人類になる前」というような表現に違和感を覚えたが、いま人類である進化岐(←??)は人類性を獲得する以前にも、人類ではないが、進化岐としては同一な対象として存在していた(つまり人類性は進化岐にとって不変的な性質ではなく、〈赤色である〉とか〈おじさんである〉とかと同じ可変的な性質なのだ (おじさんがおじさんになる前))
(子孫祖先関係でつながった生物集団?)
ayu-mushiには学生が発表していく授業で人間は絶滅するかという題の発表を見て、人間の子孫は生き残るし2つに枝分かれる的な種分化もしないが我々と子孫は生殖できない状況は絶滅ではない種の消滅なのではということを言いたくなったけどうまくまとめられずめっちゃ時間を食って次の発表があるのにチャイムが鳴った苦い経験がある
("絶滅ではない種の消滅なのでは"というのはそのような現象もあるのではという意味で、なにを絶滅と呼ぶかについて言葉の定義の話をしたかったわけではない)
その授業のあとに先生に聞いたら、酵母は有性生殖するので、世代を重ねたあとのやつと生殖できるかの実験ができるかもしれないって教えてくれた
なんか酵母は進化の実験でよく使うっぽい?
酵母が長生きするってことじゃなくて酵母は単為生殖も有性生殖もできるから同じ元のやつを単位生殖で存続させた"祖先"と有性生殖で遺伝子を変えた"子孫"を交配するってことかな
「鳥が現存している以上、いまでも恐竜は絶滅していないと言えるか」
という話
鳥類に含まれる適当な祖先とも恐竜に含まれる適当な子孫とも交配できて生殖可能な子孫を残せる存在が居そうなのでこの(生殖可能性)関係Rに推移性が成り立っていなそうなので(この関係の)推移閉包とってPとして{aPx|x∈X}みたいにする定義だと恐竜と鳥が含まれたり全生物が含まれたりするかもしれない
輪状種
現生生物間には輪状種ではない断続的な差異があるから種という分類を使うことができるのであり、変化のプロセスが連続的であり、したがって差異も連続的であろう過去と現在の比較に種概念を使うのは適切でない
輪状種 - Wikipedia
種を、推移閉包とって{a~x | x∈生物}とする定義でaにニシセグロカモメを入れると
ニシセグロカモメ
シベリアニシセグロカモメ
ホイグリンカモメ
ビルライカモメ
ヴェガセグロカモメ
アメリカセグロカモメ
セグロカモメ
が含まれるだろうみたいな意味で
むしろ、昔の人間と今の人間が交配できなくて、人類は実は絶滅していたという展開があると熱いのでは
人類の遺伝子を徐々に変えていくことによる人類の緩やかな絶滅を支持したい
集団Aが世代を経て生殖器が自然選択によってどんどん大きくなっていたとする。その子孫全体の集合を集団Bとする。
生殖器が噛み合わないため、集団Aと集団Bをタイムマシンで合わせて交配させても子孫を作ることはできない。
つまり生殖器をどんどん大きくしていくことで、人類の穏やかな絶滅が狙える。
推移閉包じゃなくて推移対称閉包のがよかったか?
種の概念が通時的にはwell-definedではないという観点からすると、絶滅という概念はwell-definedでない可能性が高い。
つまり通時的に使用不能な概念を通時的に使用してしまっていそう
「消滅・生成ではなく変化とみなす」
メレオロジー
種の消滅と系統の消滅
仮に同種でないという点が認められたとしても系統分類学的に鳥は恐竜って主張できそう
系統分類学的な系統は同値関係ではなく半順序関係をもとにしてそう(?)
分岐分類学か
楽しそう
https://gyazo.com/b4df3ed42a69058cce36aca1927e6fde