ループ効果
人間以外にもありえる?
生物種が相手の種を認識する機構によって種分化が生じる場合があれば(あるのか分からないけど)、認識(から生じるもの)が種やその個体を作るという意味で自然科学の自然的な種におけるループ効果(っぽいもの)の例にならないかと思った。
〔追記:ここでいう認識は学問ではないけど〕
交雑の適応度が、どちらの純血の場合より低い場合には、交雑しないようにする特徴を持った個体が子孫を残しやすくなるため、そういう機構が進化しうるのでは。
求愛ダンスなども種に含めて良ければたくさんありそうだ。
(毒というのは、哺乳類か爬虫類かとかによって毒になるか毒じゃないかが変わるのだから、端的に毒であるようなものというのは存在しないのだ、という人が居るかもしれない。このことはある意味で正しい。一方で、多くの毒を持った生物は、毒を持っているという性質ゆえに、進化してきたはずである。ということは、毒を持っているという概念は説明・予測能力を持つのだ。)
(愛玩動物などの)品種はどうだろう?
ミーム的な話で愛玩動物とか人為淘汰とかでの進化にちょっと興味ある
『銃・病原菌・鉄』に品種改良についての話がある
ヒースが、愛玩動物は(人間の方に能動性・主体性を帰属させるのが普通だけれども)人間を利用して生き残るための特徴をいっぱい持ってるんだみたいに言っていたな
かわいさの進化
「かわいい」という認識の対象と、認識の主体は、手に手を取り合って共進化してきた (哺乳類の育児) 自然界の色は色識別能力と共進化した(?)
よくあるハッキング批判:ループ効果は人間以外の生物にも生じる!
Douglas(1986):われわれは細菌についての知識に基づいて抗菌剤を作る。細菌は抗菌剤に耐えられるよう進化する。すると細菌についてのわれわれの知識も変わる。これってループ効果でしょ?
ハッキング:いや、細菌は人間の働きを意識してるわけじゃないから、細菌という分類は無反応種です(『何が』 pp. 241-2)。
らしい
3-2-1.榊原さんからいただいた事前質問
…動的唯名論が適用される概念というのは、記述的内容を持ちながらプラスの価値を帯びていて、人々がその概念の外延の中に入ろうとするインセンティブを持ったり、マイナスの価値を帯びていて、人々がその概念の外延から外れようとするインセンティブを持っていたりする概念のことである、と考えてよいか。
最遠位的な説明としての社会的構成
論争の的となっている論文として、グレゴリー・コクラン、ジェイソン・ハーディ、ヘンリー・ハーペンディング(Cochran et al. 2006)による研究が紹介されている。この論文ではさまざまな証拠に基づいて、9世紀から17世紀の東ヨーロッパにおいて、ユダヤ人に対する人種区分と差別の文化的実践が作り出した選択圧が、高IQに対してはたらいていたとたこと、そして、それとは異なる事象として、同時期に、特定の遺伝的疾患が高IQの人物、とくにアシュケナージのユダヤ人に関係していた (ここからアシュケナージユダヤ人はその時期にこうした文化的実践によって生殖隔離がなされていたのかもしれない)ことが論じられている。Cochran, G., J. Hardy, et al., 2006. “Natural History of Ashkenazi Intelligence,” Journal of Biosocial Science, 38: 659–693.
one-drop rule
…reminds me of one of the least understood contradictions in the conventional wisdom that Race Doesn't Exist:
- The existence of the One-Drop Rule shows that race is an arbitrary social construct.
- Therefore, lots of white Americans must have lots of black ancestors.
But when you stop and think about it, you realize the opposite is true: that the One-Drop Rule is the reason that so few self-identified white Americans have much black ancestry. As I wrote in 2001, when racial admixture testing via DNA was in its infancy: …
ルーカス批判?
文化依存症候群について