イアン・ハッキング『確率の出現』
「確率の出現」には確率が発見される以前の人々は今なら確率を言うような問題について典型例との類似性を代わりに使っていた、ということが書いてあるんだけど、ダニエル・カーネマン『ファスト&スロー』には、現代人も確率の問題を典型例との類似性の問題に置き換える誤謬 (代表性ヒューリスティックス) をやらかすという話が載ってる (ところでフレイザーの呪術的思考で取り上げられたような文明化されていない習慣を、認知ヒューリスティクス&バイアス研究で扱っている研究ってあるのかな)