孔雀本で情報が止まっている人のためのバージョンアップ情報まとめ
日本語でClojureを勉強している方は、孔雀本を読まれた方が多いとは思います。孔雀本は原著がClojure1.3のときのものなので、(当然と言えば当然ですが)その後追加された機能などの説明がありません。とはいえClojureは後方互換性を大変重要視している言語なので、1.3の知識があれば十分Clojureのコードを読んだり書いたりすることはできます。
しかし、既にClojureのバージョンはそろそろ1.9を向かえようとしています。1.3から1.9の間の変更点を押えたいと思う方は沢山いると思います。そこで簡単にそれぞれのバージョンでの変更を押さえるための参照を紹介します。
1.3~1.5
1.3, 1.4, 1.5: Clojureの過去、現在、(とても近い)未来
Reducers は並列化のためだけのライブラリではない
1.6
そんなに大きな変更はなかったですが、ネームスペース付きのキーでマップを分配束縛できるのはここから
とりあえず、Change Logを見ておくと良いです
Changes to Clojure in Version 1.6
1.7
Transducers
入門Transducers
Reader Conditionals
Reader Conditionals (リーダーコンディショナル)
Clojure Focus で Reader Conditionals について発表してきた
1.8
Clojure Language Update 2015 〜一年の出来事と1.8の機能紹介〜
1.9
Clojure 1.9 概要紹介
clojure.spec
clojure.specの話
Spectacular Future with clojure.spec
clojure.spec入門1
このくらいとりあえず押さえておけば問題ないでしょう。また関東近郊でClojureを勉強されている方は、Lisp Meet Upという勉強会が毎月開催されているので、そこに参加すると現役Clojurian達と情報交換をすることが簡単にできるのでオススメです。また、渋谷Javaという勉強会などにもClojurianは出没することがあるのでチェックしておくと良いでしょう。
#clojure