加工に関するもの
2.3.1 見た目に関する確認事項
1) バリ :成形後に残る不要な部分が無いか確認
2) ウエルドライン :部品の接合部分が目立たないか確認(表面にライン状の模様として現れる)
3) 変形やひずみ :後部ケースが製造過程で変形していないか確認
4) ひけ :表面に凹みが無いか確認
5) しわ :表面にしわが寄っていないか確認
6) 破壊 :割れや欠けが無いか確認
7) 色 :現行の後部ケースと比較して、色に問題が無いか確認
8) 表面仕上げ :表面の質感や仕上がりが良好か確認(今回はシボ加工してない為、違いあり)
2.3.2 機能に関する確認事項
1) 耐久性 :使用時に必要な耐久性を満たしているか確認
(GR2000を使用しているため、現行と変わらないと判断する。落下試験のみ確認)
2) 重量 :重量が図面や仕様に基づいてるか確認 (重量の指定はしていない。)
3) 寸法変化 :環境条件(温度や湿度)による寸法の変化が無いか確認。
2.4 その他、確認が現在できない箇所、分からない箇所
1) R寸法 :R寸法測定できる器具が現状ない。
(R寸法の違いにより、発生する影響が分からない為、外れている場合の良し悪しの判断が出来ない。)
2) 勾配寸法 :勾配寸法測定できる器具が現状ない。
(勾配寸法の違いにより、発生する影響が分からない為、外れている場合の良し悪しの判断が出来ない。)
耐久性確認方法:
落下試験:規定の高さから後部ケースを複数回落下させ、割れや欠けが無いかを確認する。
圧力試験:後部ケースに一定の圧力を加えて、変形や破損が無いかを確認する。
温度試験:後部ケースを高温と低温の環境に一定時間置き、寸法変化や材料の劣化が無いかを確認する。
振動試験:後部ケースを振動装置にかけ、接合部や固定部が緩んだり、破損しないかを確認する。
耐摩耗試験:後部ケースの表面を擦り、摩耗や表面の劣化が無いかを確認する。
table:加工時確認項目
項目 確認内容
変形やひずみ ケースが製造過程で正しい形状を保っているか確認
ひけ 表面に凹みがないか確認
しわ 表面にしわが寄っていないか確認
破壊 割れや欠けがないか確認
寸法 ケースの寸法が設計図通りであるか確認
表面仕上げ 表面が滑らかで、不要なバリやキズがないか確認
色むら 塗装や成型時に色むらがないか確認
強度 ケースの強度が設計仕様を満たしているか確認
重量 ケースの重量が設計通りであるか確認
密着性 各部品間の密着が良好で、隙間やガタつきがないか確認
フラッシュ(バリ) 成形後に部品の合わせ目にバリが出ていないか確認
気泡 表面や内部に気泡がないか確認
歪み 均一でない変形をしていないか確認
接合部の強度 部品同士の接合部が強固であるか確認
内部欠陥 成型品の内部に亀裂や異物がないか確認
平面度 平面部分が設計通りの平面度を保っているか確認
エッジの仕上がり エッジ部分が滑らかで、鋭利な部分がないか確認
適合性 他の部品やコンポーネントと正しく適合するか確認
耐薬品性 使用される環境や条件に応じて、薬品や溶剤に対する耐性を確認
熱安定性 使用環境の温度変化に対して、形状や性能が安定しているか確認