USB通信プロトコル(SOF周期)
SOF(Start of Frame)」と呼ばれる「パケット」
で始まる複数の「トランザクション」から成り立っています。
SBバスによる通信は,ホストからのポーリング転送が基本です.ホストは一定時間ごとにSOF(start of flame)パケットを送出してフレームの開始をUSBデバイスに知らせます.
USBにはVER1.1とVer2により転送速度が異なっており、下記の3種類となります。
Ver1.1で用意された1.5Mbpsと12Mbpsに対し、Ver2.0で、480Mbpsという非常に
高速なモードが追加されたことになります。
https://gyazo.com/3dabaaebe815ba63a78407191f760fa4
USBのケーブルに流れている信号の電気的な仕様は下記のようになっています。
つまり、基本的には、D+、D-の2本の信号線があり、それ以外に電源とグランド
の都合4本の線が接続されます。これにあとシールドが加えられます。
D+、D-の2本の信号線は下図のように接続されます。デバイス側でプルアップを
どちら側にするかによってロースピードとフルスピードを区別するようになっています。
https://gyazo.com/7551b38202af0e0ba72e04334725a72e
信号線としてはD+とD-の2本しかないのですが、この2本に対して電気的な状態を
いくつか区別して判定出来るようにしています。特に、信号の転送は、2本の線間
の差動信号として送られますが、それ以外に、それぞれの線の信号レベルを独立
に考えて、その状態で下表のように多くの状態を識別しています。
従って、D+とD-の信号ラインの電圧レベルには注意する必要があります。
https://gyazo.com/07404fd62ec3973dc74e2772b854f60a