MISRA-C関連
MISRA-CとはC言語のためのコーディング・ガイドラインです。ヨーロッパの団体であるMISRAが制定しています。対象は、C言語で記述されたクリティカルなシステム(主に組込み系)です。クリティカルなシステムでは、高い安全性と信頼性が要求されます。また移植性も重要です。MISRA-Cの目的はこれらを確保することです。クリティカルなシステム向けのガイドラインとなっていますが、安全性がさほど求められない分野においてもよく使用されています。ソフトウェアの品質向上のためです。ヨーロッパで制定されたガイドラインですが、日本や北米でも広く普及しています
MISRA-Cを制定しているMISRAとはどのような団体でしょうか? MISRAは Motor Industry Software Reliability Association の略です。直訳すると「自動車産業ソフトウェア信頼協会」になるでしょうか。自動車メーカー、部品メーカー、エンジニアリングコンサルタントが連携した団体です。そのミッションは「安全で信頼性の高い自動車システム用ソフトウェア作成のための自動車業界への支援を提供する」こととされています。
MISRA-C
参考資料
MISRA-C:2012ルール一覧
組み込みソフトウェア開発向けコーディング
組み込み開発者におくるMISRA‐C:2012 日本語版解説書ができるまで
MISRA-Cに基づいたプログラミング
MISRA-C:2012の変更点
MISRA C 2012 -組み込みプログラミングの高信頼性ガイド
JPCERTCC
(MISRA-Cとは別っぽい)