サンプリングレート
サンプリング・レート(sampling rate)とは、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータにおいて、1秒間に実行する標本化(サンプリング)処理の回数のこと。サンプリング周波数、標本化周波数、サンプル・レートとも呼ばれる。単位にはサンプル/秒(sps)、もしくはHzが使われる。
A/Dコンバータには、極めて重要な性能が2つある。1つは分解能。もう1つが、このサンプリング・レートである。分解能は電圧軸(縦軸)方向の変換の細かさ、サンプリング・レートは時間軸(横軸)方向の変換の細かさを表す。従って、それぞれの性能ともに、大きければ大きいほど(高ければ高いほど)優れていることになる。