GPUを使用する方法を選択しているのに、CPU使用率が高い
要約: それ以外の場所の処理のほとんどがCPUによるものなのであれば、使用率はほとんど変化しません
現在、AviUtlがGPUを使える場面は限定的です。具体的には、以下のような場合です(詳細はGPUを使うを参照してください)。
L-SMASH Worksで、GPUを用いるようなデコーダーを指定している
patch.aulで、一部の拡張編集のフィルタをGPU処理にしている
GPU処理を行うように作られたフィルタプラグインやスクリプトを使用している
NVEncなどの、GPUを用いるようなエンコーダーを指定している
また、CPUとGPUによる計算処理は原則順番に行われるもので、GPUを使っていない間はCPUが使われますし、その逆もあります。
例えば、1フレームのレンダリングを行うときにその処理のほとんどがCPUによるものであれば、CPU使用率は高くなります。
また、エンコードの計算量はしばしばレンダリングよりも遥かに小さくなります。エンコーダーがいくらGPUを使用していても、レンダリングでCPUばかり使っていては、GPUを使う時間が少なくなり、CPU使用率は高いままになります。
よくある誤解
とにかくGPUが動いてくれれば速くなるはず
GPUを使って速くなる処理というのはごく一部の画像フィルタ処理などに限られます。大半を占めるGPU処理に適していない部分で無理やりGPUを使っても遅くなるだけです
GPUを使うようにしてもGPU使用率が低いから意味がない
使用率だけを見て語るのはあまり意味がありません。「CPU処理をした時と比べて掛かる時間が短くなる」という事実があれば十分なはずです。
GPU性能が良くなるほどGPU処理時間が短くなり使用率が下がります。逆にGPU性能を悪くしたり無駄な処理を増やして時間がかかるようにすれば使用率を上げることが出来ますが、それを望む人はいないので使用率だけで判断するべきではないと言えます、
#トラブルシューティング