ASDは感覚過敏または鈍麻
神経学的にはフィルタリング不全や過剰反応がある
臨床心理学的には個人差こそ大きいが、外界の刺激の多さには不向きなのは間違いなさそう
1. 神経学的視点:感覚処理の脳内メカニズムの違い
以上のように、ASDにおける感覚過敏・感覚鈍麻の神経学的背景には、一次感覚野レベルの過敏性(興奮性-抑制性バランスの乱れ)や感覚情報フィルタリングの不全、さらに扁桃体・前頭前野・ACCといった高次脳領域を含むネットワークの調節異常が複合的に関与しています。
後半はアレルギーのような過剰反応だが、前半みたいにフィルタリング不全もあるようだ
複合的
2.臨床心理学的視点:感覚特性の行動・適応への影響と評価・対応
日常生活や社会的適応への影響: 感覚過敏・鈍麻の特性は、本人の生活上の困難や行動上の特徴として現れます。例えば感覚過敏の場合、日常の環境に存在する音・光・匂いなどに圧倒されてしまい、いわゆる「感覚過負荷(オーバーロード)」状態に陥ることがあります
疲れやすいsta.icon
複数の感覚刺激が同時に押し寄せると頭の中が混乱し、疲労感やパニックを引き起こして状況把握が困難になることも報告されています。例えば、人混みや騒がしい場所で強い不快感や不安を感じてその場から逃避したり、突然耳をふさいでパニック反応を示す子どももいます。
フリーズして何も働かなくなる感じはあるsta.icon
解離(痴漢された女性が動けなくなる)と同じ感じだと思う
また、特定の音(掃除機の音やチャイムの高音など)や触覚刺激(衣類のタグや硬い布地など)を極度に嫌がり、日常生活上で着衣や環境に対するこだわりや回避行動が生じることがあります
一方で感覚鈍麻の場合、痛みや温度に対する反応が鈍いために怪我に気づきにくかったり、極端な寒暑でも平気だったりすることがあります
最近は年取って自律神経鈍ってきたからか敏感になってきたwsta.icon
感覚刺激への反応が低いために他者から呼びかけられても反応しづらく、「聞いていない」「無視している」と誤解されることもあります。感覚入力を求めて感覚探求的な行動(例:強い圧力を求めて壁に体当たりする、刺激の強い味付けを好む)に出るケースもあります
これらの感覚特性は社会的相互作用にも影響を与えます。例えば、聴覚過敏があると教室や職場で他人の話し声や雑音に耐えられずコミュニケーションに集中できない
触覚過敏があると人と握手したりハグしたりすることを避けて対人関係に距離が生じる、といったことが起こりえます。実際に、ASD児は騒がしい環境で人の話を聞き取り理解することが苦手であったり(聴覚過敏に起因)、触覚刺激など外界からの刺激に注意が向きすぎて社会的な報酬(ほめ言葉や表情)への関心が低い傾向も報告されています
外界騒がしすぎて目の前の人に集中できない、はあるsta.icon
それどこじゃない
誰もいない密室で二人きりでしゃべりたい。3人以上だと複雑なのでいや
1on1の文化は流行って取り入れられてるのは正直めっちゃ助かってるsta.iconsta.icon さらに偏食の問題も感覚特性と深く関係します。味覚・嗅覚・視覚に敏感な子どもは特定の食感や匂いの食品を強く拒否し、極端に限られた食事しか受け付けない場合があります
俺も偏食多い、自他ともに認めるsta.icon
感覚プロファイルの評価方法: ASDの感覚特性は個人差が大きいため、どの感覚で過敏/鈍麻があるのか、その程度や反応の特徴を把握することが重要です。