主記憶装置と補助記憶装置の話(2026.07)
主記憶装置と補助記憶装置の話が話題ですね
これ大元は大学入学共通テストの情報Iで令和8年度に実際に出題された「記憶装置には主記憶装置と補助記憶装置があって、一般に補助記憶装置の方が低速でデータの長期的な保存に使われる」というのを答えさせるという問題がサービス問題に見えるけど2点満点の平均が0.588点しかない、という話
ざっくり見て
これがサービス問題かどうか
これが常識かどうか
主記憶補助記憶というのは耳慣れない
耳慣れないのが語彙なのか概念なのか
これがテストで出るのが適切かどうか
これが高校情報Iの授業でやるのが正しいかどうか
ぐらいの広がり方があると思いました
元の話に忠実に話を広げると
なぜ低いのか?
実は引っかけになっている?
情報Iの授業が残念ながら機能していない?
これの得点が低いのは事実?
他問題の正答率が10%でこいつは簡単問題だった可能性が一応なくはない
これがサービス問題だという見立ては適切か
サービス問題の定義は?
ざっくりサービス問題の定義ができたとして、本当にそれに当てはまる?
サービス問題の定義は?
概ね共通見解として簡単な問題ではある
aumy.icon は特に勉強しなくても一般常識で解けるものだと思っている
数学とか主に†思考力†みたいなものを問われる分野・科目において簡単な暗記で解けてしまうものも入るかも
授業で毎回先生が死ぬほどプッシュしていたキーワードがテストでそのまま出るやつとかもかなりサービス問題と言われていたなと今思った(立法行政司法)けど、共通テストなのでそういうのとはやや違う
仮に一般常識で解けるものだとすると、この問題は一般常識で解けるか、というのが争点になる
なお、ここで「ちゃんと授業を聞いて・計算機について理解していれば解ける」というのは一般常識には含まないことにしたい
大体テストというのはどの問題も出題範囲が決まっていて割と極論レベルでなくても「ちゃんと勉強して理解してれば答えられる」なんじゃないか?なので、サービス問題という特殊な問題が〜という話をしているときにその主張意味なくないか?と思っているから
まあこれは共通テスト受けてない aumy.icon の認識なんで間違っているかもしれないが
でもやっぱ「ちゃんと理解する」の定義をずり下げることでそれって一般の問題と同じ話じゃない?で無意味になっていきそうな感じはする
ここから逆に、一般常識で解けないので出題が悪いという主張もない
仮に出題範囲になかったらそれはおかしいけど問題のレイヤーが違う
これ一般常識で解けないしこれをサービス問題って言っている人は一般常識の認識がずれてますよ、は言える
一般常識というふわふわした概念で人格攻撃してんじゃないよ、という批判は正当
aumy.icon 高校で学ぶことって一般常識じゃないの?という向きもあるが、そういうのもなんか違う
aumy.icon 俺だってもう微積とかなんか円の角度を何とかするとか何も覚えてないぜ
高校のレベルが低いとか授業出てなかったりしただけのこともあるけど…
そういうことなので、以下では「出題の適切性」みたいな比較的生産性のある話はあんまりしてない。単に専門知識を一般常識のように語る行為、特に我々の世代と違う時代に育ってコンピュータ学び始めの若者に「最近の子は〜」とか語るのはしょうもないと非難しているだけというところがあります
この問題は一般常識で解けるか
aumy.icon は解けないと思っている
まず主記憶、補助記憶は日常語ではない。消費者が触れるコンピュータデバイスで主記憶・補助記憶とはあまり言わず、主にメモリ、ストレージという言い方をする
Appleはメモリ・ストレージ https://www.apple.com/jp/macbook-air/specs/
Dellはメモリー・ストレージ https://www.dell.com/ja-jp/shop/dell-laptops/scr/laptops
aumy.icon ここで齟齬が発生する場合はむずい。文化圏が違いすぎて腰を据えて対話する必要があると思う
そもそもスマホのユーザーはメモリとストレージの区別を認識してない人も多分いっぱいいるのでメモリストレージで書かれてもわからん人は出るはず
スマホはOSが強くタスクキルするのでユーザーがメモリ管理をする必要がない
そもそも主記憶、補助記憶をメモリ、ストレージと呼ぶことが不正確という指摘があった気がする
RAM、SSDと呼ぶのがコンピュータのモデルでの役割名ではなく具体的な技術で呼んでしまっているので不正確、というのはまあある程度そうだと思う
メモリとストレージの区別がふわっとしているので明確にするための用語法ではあると思う
https://x.com/gavangavan/status/2072145970079715474?s=46
これだ
SSDはそうだけどメモリという言葉が具体的デバイスを指しているとは思っていなかった
そもそも英語のmemoryとstorageの区別が元々曖昧で、フォンノイマン型アーキテクチャの文脈で区別している説
enwpがこういうことを言っている
Generally, the faster and volatile storage components are referred to as "memory", while slower persistent components are referred to as "storage".
https://en.wikipedia.org/wiki/Computer_data_storage
Non-volatile memory can retain the stored information even when not powered. Examples of non-volatile memory include read-only memory, flash memory, most types of magnetic computer storage devices (e.g. hard disk drives, floppy disks and magnetic tape), optical discs, and early computer storage methods such as magnetic drum, paper tape and punched cards.
https://en.wikipedia.org/wiki/Computer_memory#Volatility_categories
ここから下は意見収集欄とか
上で一部整理していた、一般常識で雑に解けちゃうサービス問題なのか、学習するときに変な語彙なのでつまづくよね、みたいな話がアーキテクチャそのものを問題で扱う必要があるのか、みたいな方にずれてってることが多い
個人的には、そもそもフォンノイマン型における記憶領域の役割のことを主記憶補助記憶と呼んでいるわけだから物理的装置と一対一で対応するという誤解を招く「記憶装置」という呼び方はよくなくない?memort deviceじゃないそれ?
主記憶装置/補助記憶装置っていう言い回しも悪いよな
直感的じゃない
https://x.com/link_2011a/status/2071946682728841627?s=46
語彙周りの話題の元祖かも
主記憶をストレージ、補助をメモリと明確に捉えていた例もみた
主記憶のがでかいので
個人的には、一般語彙での記憶は長期記憶を指し、これはどちらかというとコンピュータでいえばストレージを指すので、SSDが主記憶だと勘違いされがちになっているのではないか、と思っている
なので、これは漢字語にして日常語とぶつけたことで混乱が生じている例ではないかと思っている
このへんはいい感じに教育でカバーされといて欲しいと思っている
ここで初学者が日常的に指す概念と混同して困るよね、みたいな話はそういう話として受け止めるべきというか、それはバカだからだとかそれは真に理解していないからだ嘆かわしいとか言うのって専門職としての品位に欠ける言動ではないですか?
「主」と「補助」なんだから「主」が早いに決まってる。「早い」し「大きい」ならトレードオフがないので、「早い」けど「小さい」になってるに違いない。くらいの推測ができれば、その場で解ける。
問われてるのは記憶力ではなく論理的思考力。
https://x.com/conao_3/status/2072172872890482706?s=46
俺はここの当然という論理にギャップを感じて、問題だと思っている
https://x.com/conao_3/status/2072224507264389296?s=46
なにが「主」なのかを論理的に考えれば分かるはずなんだよな。
例えばCドライブをSSDで用意して、それが溢れたらHDDをDドライブで用意しようとなる。
それが溢れたらさらにでかいHDDを買ってEドライブにしたりする。DとかEドライブ以降はどんどん追加できるからそれは主でなく補助だろう。(一番でかいものを「主」とするなら追加するたびにどれが「主」なのか動くことになる)
「主記憶装置」がHDDかどうかは問われていなくて「主」と「補助」があるときにそれはどういう特徴がある関係になっているかという話。
ちょっとわかるが、レジスタがやっぱり罠になってくる
うーんいやでもストレージを追加する行為とメモリとストレージを使い分ける行為って根本的に違くないか?主たる補助記憶と副たる補助記憶、みたいな整理すべきものを混同していない?
え?めちゃくちゃ直感的だよ。みんながパソコンの中身をよく理解しないで使ってるだけで。
なので、基本情報にあるのは完全に正しい。
https://x.com/beepcap/status/2072226793944387828?s=46
事実としてコンピュータの中身を理解して使ってないのはそうだけど直感的か?とは思っている。そもそもこれの元が主記憶という言葉がメモリ指すのが謎、という言い回しの問題だった場合ややずれている気がする
すごく簡単にいうと、補助記憶装置に主記憶装置を経由させずにデータ読み書きすることは現実的じゃないんだよ。これだけでシステムからみてどちらが主でどちらが補助かは明らかなのよ。
https://x.com/beepcap/status/2072227232974790898?s=46
個人的には逆向き(そういうアーキテクチャにおいて不可欠なものとして扱われるのがメインメモリなんですよ)、みたいな論法が好みだけど、説明としては一番自分の感覚に近いかも
てかメインメモリがなかったら動かないけどUSBストレージから全部メモリに展開して起動すればUSBひっこ抜いて動かすのもできるみたいなのもあるし、そういう例を通して(ノイマン型では)ストレージはなくてもよくてメモリは不可欠なんですよ、なんで主記憶といってるんですよね、って話ができそう
こういうのが老害か...
主とか補助ってプログラミングの命名に使ってたら流石に抽象的過ぎるからレビューで落とすだろ
https://x.com/satosaitosaiko/status/2072265005005967798?s=46
コードレビューなら前提合意取れてればなんでもいいと思うんだけど(メモリストレージも究極比喩みたいなもんだし)ちょっとわかる
https://x.com/koichantech/status/2072063788556358143?s=46
主記憶装置、補助記憶装置という言葉が一般的でないという意見を多く見たけど、だとしたらコンピュータの一般的な仕組みの話をするときにどういう言葉を使うかという話なんだよな。
一般的な用語なので学習で扱うべきではない、だという意見だったとしたらこの指摘は正しい
ちょっと詳しくてメモリとストレージをわかってても別語彙だからノー勉でいけるかというと怪しいよね、あるいは学習の時のつまづきになりえるよね、という言い方に関しては有効な話ではない
https://x.com/gavangavan/status/2072102659910435032?s=46
主記憶装置なら日本語としては主たる記憶する装置なわけで、なにも難しいことはなく、そういう言葉に相当する計算機の概念としてはメインメモリ(これも言葉デカくしかないからトートロジーに見えるかもだがあくまで概念の話)になるのは自然で、別段特殊は用語の意味を問うているわけでもない。
個人的には、ここでの主記憶→メモリの対応とかメインメモリがメインかみたいなのがなぜかは適宜カバーすべき話だと思う。言い方を変えると俺もよくわかってない。
これについて
これも突き詰めるとトートロジーになりかねませんが、
- CPUインストラクションセットから直接アドレシングできるのが主記憶
- アクセスにファイルシステムなどを挟むのが補助記憶
という感じなので、
RAMディスクはメモリですが補助記憶で、
mmapみたいなのはSSD/HDDですが主記憶ですよね
https://x.com/itoga/status/2072161321773339099?s=46
自分の考えに近い
レジスタとかはという気持ちにならなくもない
https://x.com/nasutter/status/2072211010220613843?s=46
主記憶装置の重要な特徴はCPUのアドレス空間にあることだが、現代はプログラミング触ってもその辺一生知らなくていい人とか居かねないし、コンピューティングの常識的にもPCのRAMのことを「早い」とは言わない文脈もあって、主記憶装置と補助記憶装置なんて実用との連続性がびみょーな質問だよな
やっぱりCPUがアドレスでアクセスできるメインメモリというのを持つのがノイマン型なんすよ、というのが整理としてすっきりしているのではないか
「今時RAMとSSD」みたいなコメントが見られたけど、だからこそHDDがFlash、SSD、その次になっても役割の違いを表す概念語は重要。
MRAMなど主記憶の大容量不揮発化で補助記憶装置との区別がなくなる未来は、20年前に語られてるけど未だに実現していない。
https://x.com/yoiwa_j/status/2071941298840621301?s=46
主記憶補助記憶という語彙そのものの擁護というより概念の話をしている。そこで抽象語があって扱えたほうがいいというのはわかる
主記憶補助記憶ってわかりづらいよね、という話への反論としてみるとずれてはいそう
主ってなんやねん系
https://x.com/lo48576/status/2072173707783790660?s=46
主記憶が「主」なのって不揮発の書き換え可能なストレージなんて贅沢だぜ! みたいな時代背景だったり超低いレイヤーへの言及を前提にした言葉遣いっぽいし、そりゃパソカタオタクじゃない人には紛らわしいよなぁ。むしろ同情するわ
https://x.com/hiromi_ayase/status/2072180469043707960?s=46
主記憶装置とか補助記憶装置とか、上の年齢層の人からすると知ったのが小学生とかな気がするので(少なくとも当時の本では大体この書き方だった)なので本能でわかるけど、それより若い世代だと試験で暗記する用語になっており世代間の断絶がありそう
SICPとか真顔で虫とか言ったりするしね
前に「主記憶装置」「補助記憶装置」という言葉をあえて使った記事を書いたときは、主記憶を「RAM」には言い換えられない内容だった(ファミコンの話なので主記憶にはROMも含まれる)し20代30代なら教科書で見たことあるだろーと思って使ったんだけどなあ^^;
https://x.com/kenzoo6601/status/2072126652038213965?s=46
ROMが主記憶に含まれる、マジでわからん。本気のジェネレーションギャップの可能性が高い。あとでちゃんと調べます
https://x.com/nagataki/status/2072127609841111191?s=46
何やら面白い議論が湧いてると思いつつ,その用語は教科書に普通に書いてるやろと手元にあった東京書籍の情報Iの教科書見たら,「補助記憶装置」はあるが「主記憶装置」にあたるものを全部「記憶装置」もしくは「メモリ」と書いてある.そのメモリ=main memoryのことやでという説明もなし.
これマジ?