2025-02-11
昨日が飲み会でだいぶ破滅していた。プールの振り返り日でそれもがんばってつれていった。
昨日の飲み会で現職のことを聞かれて「何が楽しいのか」という返事がうまくできなかった気がする。昼食べる時間なくてそのまま晩ご飯などの用意をして空腹の中でカパカパハイボールを飲んだらシュッと酔いが回ってしまった。
現職は電話領域をやっている会社で、toCというわけではなくtoB向けの事業を展開している。場合によってはBtoBtoCなプロダクトもある
前職もそうだったけど、toB向けの領域だと事業自体が自分のやりたいことということはあんまりないと思う。そこを指して「楽しい」「楽しくない」という判断は難しい。何が良いか、というのを個人の観点で見ると、俗っぽいが、JSON色つけ係、データの出し入れ以外の面白いことがある、と言えそう。データモデリングとかフロントエンドの開発みたいなのはもう手癖でできるのでそれ以外に面白いことを見つけ出したいなぁと思っていて前職みたいなtoB向けの領域に行ってみた。実際にやってみると、ミクロな問題を解決することはあんまりなくて、マクロ的に困りごとが偏在していてそれをうまく一般化して解決している。
例えば、Misocaで請求書を作って企業に送るときにBill Oneで受領するっていうワークフローがあるけど、人間が少しのパラメーターを請求書というテンプレートに書き込んで、それを送って機械が読み取って会社の中で処理できるようにする、というのがここ5年ぐらいトレンドだと思う。始端と終端に人間がいるけどその間の経路は全部機械がやっている(正確に書くと請求書の書き起こしは人間が関わっている?、という噂はあるが...)。請求書を受け取った会社でうまくワークフローが組めていると終端は銀行にお金を振り込むまでに人間が必要ないケースもある。ワークフローの承認ボタンを押す係の人はいるかもだけど。 電話も似たような感じになりそう。将来的には架電する側も受電する側も機械になって、用件をまとめてボタンポチすると架電して受電する側もルールに則って応対をしてそこでAI同士でやりとりを完了する、みたいな世界はくるだろうなぁと思う。まぁ、これは極一部のしかも至極個人的な用途ではある。コールセンターやFAX、個人電話、内線、などなど様々な状況があるのでやることはたくさんありそう。
どういう時に事業が存続できなくなるのは想像したことがあって、電話のやりとりがゼロになることはしばらく来なさそうで、地理的な制約が何らかのイノベーションで破壊されて人間と人間同士が一瞬で邂逅できるような世界がくると電話そのものが不要になるような気はする。結局、人間と人間のコミュニケーションにおいて、ひとりの人間が複数の人間とのコミュニケーションを同期的に必要とする限りは電話の仕組みはなくならなさそう。昔、レストランの座席を予約できるシステムを作っていたけど、毎日店舗の座席を良い感じに組み替えるというワークフローをデジタルにするよりも、人間がファジーによしなにする方が易い(安い)のだよな。人間と人間が営みをしている。
なので、メールとかTCPとかを超える何かが出てくると「オッ」となりそう。
僕は電話が苦手な方だけど、苦手だから仕事が微妙という訳ではなくて、ソフトウェアエンジニアとしてデータの出し入れやサーバーから返ってきたJSONを良い感じに構造と体裁を整える以外の関心事を仕事にできているのが楽しいとは思う。