《国立屋内総合競技場》
National Gymnasium for Tokyo Olympics, Kenzo Tange
競泳競技のための「第一体育館」(現在は体育館およびイヴェント・アリーナとして利用)、バスケットボール競技のための「第二体育館」、室内水泳場を備える「付属棟」により構成される。なかでも「第一体育館」は、ダイナミックで記念碑的な外観と、一体感がありかつ圧迫感のない内観を実現しており、数多い丹下作品のなかでも代表作のひとつに数えられる。
参考文献
『丹下健三』,丹下健三、藤森照信,新建築社,2002
『一本の鉛筆から』,丹下健三,日本経済新聞社,1985
『丹下健三 代々木国立屋内総合競技場 世界建築設計図集8』,川添登ほか監修,同朋社出版,1984
著者:岡村健太郎