NTTインターコミュニケーションセンター
ICC
NTT InterCommunication Center
1997
年に西新宿の東京オペラシティタワー内にオープンした、NTT東日本が運営する文化施設。
同施設の構想そのものは
1990
年にスタートしており、そのあいだには機関誌
『InterCommunication』
の創刊や
ビル・シーマン
の展示(
ICCギャラリー
、
1994
)などが行なわれていた。97年の開館以降は、EAT(
Experiments in Art & Technology
)の活動を回顧する
「E.A.T. 芸術と技術の実験」
(
2003
)や、同時代のグループである
ダムタイプ
の個展
「ヴォヤージュ」
(
2002
)など、重要な企画展を数多く開催。
施設の性格上、
メディア・アート
、
インタラクティヴ・アート
と呼ばれる作品群が展示の多数を占めるが、過去には
磯崎新
「
海市
もうひとつのユートピア」(
1997
)や、
「ダニエル・リベスキンド」展
(2002)などの建築展も開催されている。
2008
年5月には『InterCommunication』が第65号をもって休刊するなど、近年では事業傾向にやや変化が見られ、かつてのような年数回の企画展示に代わり、長期展示「オープン・スペース」やキッズ・プログラムが目立つ傾向にある。
参考文献
『ICC Documents 1997-2000 NTTインターコミュニケーション・センター 活動の軌跡』,NTTインターコミュニケーション・センター編,NTT出版,2001
著者:星野太