認知言語学
言語学の中では比較的新しい学問領域。ある時期まで言語学においてはチョムスキーの思想が主流であったが、それに対するオルタナティブ、ポストチョムスキーという趣もある。イメージとしては、心理学と言語学を合わせたような感じである。人間は言語の働きによって世界を認知しているというのが基本的立場。例えば、日本語話者と英語話者では世界の認知の仕方が違うというのは認知言語学的な発想になる。我々の身近な所では、英語参考書業界がもろに認知言語学の影響を受けている。最近流行の「心で感じる英文法」とか「ネイティブの発想に基づいた英語学習」などがそうである。 はじめ.icon