許可を求めて許可されなかった場合、許可を求めなかったときより行為しにくくなる
ある行為について、それの許可を求めさえしなければできたのに、許可を求めてしまったがゆえに、それをしにくくなるということがある グレーなままであれば人の目を逃れることができたかもしれないのに、許可を求めたばっかりに、仮に黒であると認定された場合、それを行うことは悪となってしまう 白だと認定された場合、許可を与えた者には、それを白だと認定した責任が生じ、それが実は黒だった場合、許可を与えた者の方こそが責められる。 「あなたが許可しなければ彼だってあんなことしなかった」と言われることが想定される
許可を求められることによって、許可を与える者は、そのことに関する"責任関係"に巻き込まれる。
許可を与える者がやっかいなことに巻き込まれたくないと思った場合、許可を与える者は許可を与えず、責任を引き受けようとしない。 すると、許可を求めた人が自分の責任で行為することになるのだが、許可を求める前であればただ自己責任でなされる行為であったのに、許可を求めたばっかりに、不許可に逆らう行為だということになってしまう。
このことが許可を与えなかった者の顔を潰す結果になることを気にした場合、それを避けたいと思うので、その行為をしにくくなる。
それで「顔をつぶされた」と、許可を与える者が思うかどうかは不明