確証バイアスを活かす
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確証バイアスの話は次のようなもの
人というものは、自分がすでに信じていることを裏づけるような情報ばかりを集めてしまう
これにより、人は自分が信じていることを裏切るような情報に触れられない
これにより偏見が固まる
確証バイアスを活かす話は次のようなもの
人には確証バイアスがあるので、立場に応じて各人が集める情報に偏りや濃淡が生まれる
すなわち、Aという立場を正当化するのに都合が良い情報や理論を多く持つ人と、Bという立場を正当化するのに都合が良い情報や理論を多く持つ人とが生まれることになる
1人ずつを見ると、意見が偏った人
一方、彼らを協同的なグループとして見ると、トータルとして、そのグループでは情報や理論についてのバリエーションが富む
すなわち、グループの全員が確証バイアスから解放された状態で偏りなく情報や理論を集め合うのではない
このグループ内での意見の偏りのバリエーションを活かすために、協力的な対立が重要である ポイントは、問題解決の主体は個人であるのではなく・グループである、と見なすことだ したがって、問題解決能力に対する評価も、個人に対してではなく、グループに対してなされることになるだろう