相手の発言に被せる
相手が話をしている途中に、自分の話をしはじめること
例えば、次のような感じ
A氏「ですから、私が言いたいのは、もしこの国の電気使用量
B氏「いや、電気の供給とかではなくて、僕はそもそも倫理的な問題があると思っていて、それは云々」
……」
自分の意見が分かってもらえていないときに相手の発言に自分の発言を被せたくなる
話の途中で、異議を覚えた人が被せて話して、被せて話されたことはだいたい誤解なので、その誤解に対して反発する形で更にまた発言を被せて……という悪循環が起こる
話の途中での、相手の発言に被せての発言は、多くの場合、誤解に基づく。
話は普通、最後まで聞かなければ、どの点がその人の言いたいことで、どういう点が整合的ないし不整合なのかの判断がつかない。
相手の発言に自分の発言を被せることの必要性
次のような場合には相手の発言に被せたほうがいい久住哲.icon
AさんとBさんとCさんが議論をしていて、AさんとBさんは切れ目なく議論をつづけている。Cさんは2人のやりとりを聞いているうちに、自分でも話したいことがいくつも浮かんでくるが、話を切り出すタイミングが掴めない。Cさんは、AさんとBさんが2人とも黙り、その沈黙が1秒ほど続く時間を待っているのだが、それはもはやここ数十分訪れていない。……という場合。
俯瞰的に、自覚的に、自分の話を相手の話に被せることもできる久住哲.icon
例えば、次のような感じ
A氏「ですから、私が言いたいのは、もしこの国の電気使用量
C氏「あ、すみません。……話を被せる形になってすみません。さきほどからA氏とB氏とで、数十分は議論をしていると思うのですが、私もずっと話したいことがありまして、ちょっと今話しても大丈夫ですか?云々」
……」