物象化
市場経済において、人々の行為が総体として作用し合うことによって、自律的な市場メカニズムを生み出します。このことで、人々に対して商品や貨幣などのモノが物象として重要な社会的意味を持ち、人間たちと生産物の関係が転倒してしまうことをマルクスは物象化と呼びました。
佐々木隆治 マルクス 資本論 第3巻 より抽出