流動的な階層
この概念は「役職による階層」と対比される『ティール組織』で述べられている概念。
役職による階層とは
まず役職があり、それに合わせて階層構造が立てられる。
あるいは、固定された階層構造があり、それに合わせて役職を割り振ってゆく。
役職とは、部長とか課長とかそういうものでもあれば、また、総務部や経理部などの部署分けでもある。
ティール組織にも階層がないわけではない。
評判や役割などで自然と「階層」が生まれる。
チームのメンバーの誰かが支配的に振る舞うようになると、チームが自然と解散してしまう。
自然なグループ解散の発生が妨げられていない……ということ。
相互批判的、相互評価的であるから、そういうことが起こりうる。
具体例:FAVIでは、誰でも自由にチームを抜けることができるので、誰かが威張りはじめると人が抜けてゆく。
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