架空の存在を想定してみる
暇つぶしの方法。あんまりやると幻覚を見そうな気もする。
2つのパターンがある。
パターン1 車窓の外を忍者に走らせる
前提:自らの視界のなかに、小さな人型存在がいると想定してみる。
その人型存在がどのようなものなのかを考えてみる。
外見はどのようなものか。
どのように動くのか。
性格はあるのか。
それは喋るか。
目的はあるか。
視界の中にある物体を、その人型存在が移動していることを想像する。
それを観察して、悦に浸ってみる。
想定した人型存在によって観察時の感情は変化する。
稚い、幼い、拙いような、けれど一生懸命な小人を想像すると、和む。
パターン2 空白の席に人を座らせる
人気のないところ、時間帯に有効なパターン。
椅子やベンチ、あるいは路地裏の隅などに「人が居たとしたら」と想定してみる。
その人はどういう人なら自然かを想像してみる。
人となり、外見、ファッションなど。
泣いていたり、蹲っていたり、空を見上げていたり、タバコを吸っていたり、行動も考えてみる。
どうしてその人はそこにたどり着いたかを考える
なにか嫌なことがあって逃げ出したのだろうか。
単純に星空が見たくなって散歩しにきたのか。
ここに来るまでの過去に何か重大な出来事があったのではないか。
二人以上想像できるのであれば、その二人の会話を想像してみる。
隣の席の会話を盗み聞くような感覚で。
どのようなトピックについて話すのだろうか。
どんなきっかけで話し始めるだろうか。
話の中で何かこの人たちに変化はあるだろうか。
もしかしたら過去に関係するかも。
昔の知り合いだったり、関係性は彼らにあるんだろうか?
これは創作的でありながら、擬似的な人間観察になる。
こういうことをしていると、いつの間にか一時間ぐらい経っている。