掛詞
一つの言葉に二つの意味をもたせる修辞法。和歌・浄瑠璃・謡曲などに見られる。
たち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む──在原業平
この和歌の「いなば」には、「立ち別れ往なば」と「「因幡の山」という二つの意味が込められており、「まつ」には「松」と「待つ」の二つの意味が込められている。
霞たち このめもはるの 雪ふれば 花なきさとも 花ぞちりける──紀貫之
こちらも「はる」に「春」と「張る」の意味が込められている。