感情と感情の観念
純粋な気持ちを純粋なままにしないのはもったいないと思いたがる傾向 前提:純粋な気持ちとは実際に発生した感情だ
例:
Aさんのことが嫌いなとき、Aさんに対して「あなたのことが嫌いだ」というメッセージが読み取られうるような態度を示したがる。例えば、話しかけられるとつっけんどんな対応をするなど。
分からないときに、分からないといった顔をする。分かるときに、あえて分かりますと言う。
反例:営業スマイル
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この傾向はあまりにも自然で、これが傾向であるとすら見なされない。しかし、別方向の傾向もたしかにある。例えば、自分の利益になるように感情表出をコントロールする傾向など。
自分の気持ちの純粋さを手放すこと
自然に発生した感情は、その直後に続く観念そのものではない。
関連:
帰結:現実の感情と、その直後に起こる観念とが同一視され、混同される。
例:
嫌なもの、好きなものに触れたとき、頭のなかに声が響く。
「いやだ」「いやだ」「いやだ」
「好きだ」「好きだ」「好きだ」
しかし、最初の接触そのもののうちに、嫌悪観念や好意観念があるのではない。接触はそれらの観念を呼び起こしただけだ。