弁証論【純理】
第2巻p34
一般論理学をオルガノンと見なすと、弁証論(仮象の論理学)になる
一般論理学はカノンにすぎないのに従来の哲学ではそれがオルガノンとして扱われてきた 第2巻p21における第1の論理学と第2の論理学との区別が前提とされている
論理的であることは真理であることを証明しない
第2巻p32:「論理的な真理の基準は、ある認識が、知性と理性の普遍的で形式的な法則と一致することにある。これはすべての真理の必要条件であるが、消極的な条件にとどまる。」
論理的であることは真理に関わっていることについての資格を左右する久住哲.icon
……〔論理学が普遍的・必然的なものとして提示する、知性の〕この規則に反するものはすべて虚偽である。というのは、知性がこの規則に違反するならば、思考にかんしてみずから定めた普遍的な規則に反することになり、自己矛盾に陥るからである。〔p32〕
『純粋理性批判』での「弁証論」は、弁証論的な仮象への批判を意味する
ややこしすぎる久住哲.icon