対談文字起こし文体を実践しようとした所感
ので、Googleドキュメントの音声入力でこれについて喋りながら試してみた。
その結果として、重要そうなのは
相手のリアクションを想定しながら書く
話し言葉を再構築(再配置)する
話すべきトピックスを区分けする
というところな気がする。
所感としては
恐らく、情報を纏めたページよりも、独自論を書くページに向いている
エッセイ的なページ
トークパーツ論からすると、単体のページとしては有効そう。
ただし、VC中のレジュメには向かないと思われる。
読んでいて楽しいしわかりやすくなりそうだが、ページから会話を再構築するのは難しい
会話感のあるプロジェクト、という観点で見ると、非常に有効だろう。
試してみると、読んでて楽しいような気はする。
こういうページで構成されているプロジェクトがあれば、読み物として面白いと思う。
重要そうなコツみたいなのを詳しく考えてみる
相手のリアクションを想定しながら書く
喋り言葉の文体がわかりやすくなるのは、相手を想定しているからである。
想定しないなら、書き言葉で書いたほうがわかりやすくなると思われる。
想定したリアクションによって話の内容を制御する。
ある程度書く→リアクションを想定する→リアクションに基づいて書く
集中と俯瞰を繰り返すことでブラッシュアップする
想定したリアクションは書き込んでもよい
書き込んだほうがわかりやすい気もする。インタビュアーのイメージ。
話し言葉を再構築(再配置)する
単に書き言葉を話し言葉に変換すると、恐らく読みづらい。
ただ語尾を変えただけにもなりうる。
そうすると、~だ/~である文体のほうが良いこともある。
実際の話し言葉を模倣するか、実際に話す
整形のことは考えず、ケバを書き込む。
ケバとは相槌や「あー」「えー」など。(文字起こし用語)
「っていうのは」「〇〇というか、〇〇というか」などの曖昧な言葉も恐れず使う
あるいは、音声入力を用いて実際に話す
文の再構築を行う
論旨に不要な部分を削る。曖昧な部分を一つに絞るなど。
並列、付け足しなどをしていた場合は一つの文に再構築できるかもしれない。
文の再配置を行う
トピックス、話の流れに沿って文を入れ替える。
ある程度流れに沿うように、分散より収束を意識して再配置
着地点を作っておくのが大事で、そこに至るように配置する?
ここ言語化不充分かも……
話すべきトピックスを区分けする
話し言葉で書くと、確実に話が分散する。
話したいこととは違う部分に話が飛ぶ
関係ありそうで関係ない話をしてしまう
曖昧な言葉を連ねてしまう
何がいいたいのかわからない文章になってしまう
分散した話を、トピックスによって統合する。
どれだけ話が分散していても、注目すべきトピックス(単語や文)があれば理解範囲を絞れる
例えば、「幸福についてどう考えますか?」という質問があれば、幸福に関連する部分を拾って読めばいい
話し言葉での記述だと全てを書くことになるが、読み手は全てをわかる必要がない
トピックスでの区分けは、リアクション毎に話せば実現出来そう
インタビュー方式なら、自分がなにか言った後、「では〇〇についてはどう考えますか?」と聞かれる
あるいは、話したことについて、「〇〇についてもう少し詳しく聞かせてください」と言われる。
メタ認知してどこを聞かれそうか、あるいはどこに興味をひかれるかを想定する
論の流れがあるなら、それに沿ってリアクションを操作してもよさそうではある。
あるいは、流れに添ったリアクションが出るように話し方を考える。
余談:ちなみに……
Googleドキュメントでこれについて喋ったものは、インタビュー方式で文字を書いてみた。
これは音声入力で論旨を、キーボードでインタビュアーのリアクション(質問)を行った。
結果、なんかすごい、公開するのは恥ずかしいな……という文章が出来上がった。
(笑)を書くと、相当恥ずかしい。
自分をメタ認知して文章を書くということが結構恥ずかしい。
「情熱大陸」「プロフェッショナル仕事の流儀」の真似事をしてるような感覚がある。
インタビュー方式は知識人感とかが出てしまうからだと思われる。
やってるときは楽しいが、冷静に再構築すると途端に世に出せない気がしてくる。
これを払拭出来そうな方法論が見つかるとよさそうだ。