多様性はスタート地点
人間社会でも組織でダイバーシティが大事だと叫ばれているが、ダイバーシティがあれば生産性が上がるというわけではない。
それに気付いている人も結構いる。
例えばチームに多様性があった方がいいと言っても、ごちゃまぜの(無理矢理多様性を作ったような)チームだとうまく噛み合ってないと全体として機能しない(脱線してプログラムが進まない等)。 お互いの強み弱みを補い合うチームが作れたとしても、メンバーのやる気がないと意味がない(心理的安全性という言葉も使われる)。
優秀な人を組み合わせてもみんなが気持ちよく働けるようなチームでなければ、多様性があっても意味はない。
例えばビジネスでは人事で上手くいく組み合わせを見つけるが、そこからがスタート。
多様性の後に工夫して創発を生むことは難しいらしい。 本来の多様性のメリットは結果論。(例・ある種でそれぞれの個体が勝手に進化した結果として全体の利益になっている)「多様性があっていいね」は実は結果について言っている。