只野真葛
『独考』
などを著した
江戸時代
の
思想家
只野真葛 - Wikipedia
只野 真葛(ただの まくず、宝暦13年(
1763年
) - 文政8年6月26日(
1825年
8月10日))は、
江戸
時代中期・後期の女性
文学
者で
国学
者。父の影響で
蘭学
的知見にも通じ、ときに
文明批評
家 や女性
思想家
と評されることもある。『赤蝦夷風説考』の筆者
工藤平助
の娘で、別号は綾女。本名は
工藤あや子
(綾子)、または単にあや(綾)。「
工藤真葛
」、「
真葛子
」、「
真葛の媼
(おうな)」とも称される。只野は婚家の姓。読本の大家として知られる
曲亭馬琴
とも親交があった。馬琴に批評をたのんだ経世論「
独考
(ひとりかんがへ)」、俗語体を駆使して往時を生き生きと語った随筆
『むかしばなし』
、生まれ育った江戸を離れて仙台に嫁してからの生活を綴った
『みちのく日記』
など多数の著作がある。