三毒
仏教において克服すべきものとされる最も根本的な三つの煩悩、貪・瞋・癡。
貪→貪欲、必要以上のものを求める心
瞋→瞋恚、怒り憎むこと、心にかなわない対象に対する憎悪
癡→愚痴、無知であること≒無明、愚かであること、道理の分からないこと
これは仏陀がどこかで言っているんですか?
→スッタニパータにありますよ。
10 行き過ぎず、退転せず、「すべてのものは虚妄である」と知って欲望(貪)を離れた修行僧は、「今世」も「来世」もともに捨て去る。──蛇が古い皮を脱ぎ捨てるように。
12 行き過ぎず、退転せず、「すべてのものは虚妄である」と知って嫌悪(瞋)を離れた修行僧は、「今世」も「来世」もともに捨て去る。──蛇が古い皮を脱ぎ捨てるように。
13 行き過ぎず、退転せず、「すべてのものは虚妄である」と知って<愚かさ>(痴)を離れた修行僧は、「今世」も「来世」もともに捨て去る。──蛇が古い皮を脱ぎ捨てるように。