ボリス・カウフマン
ポーランド(当時はロシア帝国の一部であった)のビャウィストクでユダヤ系の家庭に生まれた。1917年のロシア革命の後、カウフマンは両親と共にポーランドに移るが、兄のジガ・ヴェルトフとミハイル・カウフマンはソ連に残り、アヴァンギャルドな、またアジ宣伝の作品で有名になったが、この3兄弟が再び出会うことはなく、手紙で近況を知らせあうのみであった。
ソルボンヌ大学を卒業後に映画撮影監督となり、ジャン・ヴィゴ作品などに参加。第二次世界大戦中はフランス軍に従軍、ナチと戦うが、フランスが敗れた後にカナダに移住、ジョン・グリアソンらと働いた後、1942年にアメリカに移住。