ホモ・パティエンス
フランクルの人間観も最大の特徴は、人間存在を「苦悩する存在」として捉えたことにある。
参考によると、「自らの内面に悩み苦しみを保持し、内的に『悩み苦しみ通すことができること』に人間存在の本質はある、それこそが人間の人間たるゆえんだとフランクルは考えた」ようだ。
苦悩は、それ自体、既に一つの「業績」である。そして、正しく悩みぬかれた苦悩は、悩める人に、成長をもたらしてくれる。(※)
私たちは、苦悩する限り、心理的に生き生きとしているのである。またさらに私たちは、苦悩において成熟し、苦悩において成長するのである。苦悩は私たちをより豊かにし、かつまた強靱にしてくれるのです。(※)