ホスト動画鑑賞録
2024/7/3水
帝蓮動画。ユグド大阪、ヴァルハラ大阪との対決。sho vs 一色。
朱野翔の現在に密着。
2024/7/2火
右京失言の巻。
2024/7/1月
ヴァルハラ幹部陣と忙しい合間を縫って緊急で会議を行う美緒さん。水月、改心する。人としては正しいが、視聴者としては、水月はヒール役でも面白かったかなと思う。コウは社チルドレンまっしぐら。カルマの気持ちが気になる。美緒さんが言うように「辞めたいやつを引き留める必要はない」というのは一理あるのだが、それは引き留め方によるのだと思う。こちらの考え方を曲げてまでいてもらう必要はない。これが美緒さんの主張であり、一理ある部分。ただ、しっかりとこちらの考えを伝えるという段階は踏んでもいいのかなとは思う。この時点で踏みとどまる従業員もけっこういるのではないかなと思う。カルマが出る余地はこの部分にある。だがカルマが言うには説得力のよすががないと。これはその辞めたい人の理由にもよるのだが、おそらく現在の状況を見るに美緒さんのクリーンなやり方との齟齬というのが多いのではないかと思う。であればカルマが、よすがとすべき部分もここなんだよね。ただ問題は美緒さんのクリーンなやり方について、まず幹部陣とのすり合わせがどの位できてるかなんだよね。表向きには現在美緒さんの元で働いている人は、美緒さんのやり方に共感して、その理念、つまり、ホストという職業をクリーンなものにして地位を向上し、サステイナブルな職業にしていくという壮大な理念を共有しているべきであり、特に幹部陣とか近い連中はそうであるべきなのだが、動画ではここがあまり触れられないので、けっこう曖昧になってしまっているのかなと思う。結局、これがカルマの言う説得のよすがないという話に繋がってくるんだよね。理念は末端に行けば行くほど、単なる行動規範になってしまうんだよね。その行動規範に何らかのマイナスな要素があった場合、ここで言うマイナスな要素というのはかなり具体的なもので、初回が少なくなるとかそういう形で表れてくるものなのだけど、そこで踏みとどまれるのはその内実を知っているということ、つまりなぜこのマイナスに見える行動を今やらなければいけないのかという所に納得がいっているのかどうかということ、この辺りの情報共有というのが組織の肝になるんだよね。ここが現在あまり上手くいっていないように思う。だから那月とかよろしクマもやめてしまったのではないだろうか。右京や帝蓮ですら、美緒さんへの信頼は絶対的なものがあるものの、ここの理念の共有がどこまで出来ているのかというのはわからない所がある。この理念の共有ということを数百年単位という壮大なスケールでやっているのが、『鬼滅の刃』における鬼殺隊であって、鬼の組織における永遠の肉体との対比構造として描かれている。美緒さん100→幹部80→末端50、例えばこのような感じで末端に行くほど薄れていくのは逃れられないとしても、いかに末端に理念を継承できるかが、組織においては一般的に大事な部分になってくる。美緒さんは基本的に伝える人であり、全国の店舗を回って伝え続けているのだが(結局それが動画になっているのだが)、対従業員に対して美緒さんが理念を伝えているのを動画内では見たことが無い。カメラに向けて理念を語っているのはあるのだが(だからこそ自分が美緒さんの理念を知っているわけで)。この辺りのことが一体どうなんだろうという話。どうしても理念というのは崇高なもので、それを抱くのは上の人間であって、下に行けば行くほど理念自体にどうでもいいという感覚になってしまうというのも致し方ない部分もある。