プログラマの三大美徳
プログラミング言語「Perl」の開発者ラリー・ウォールによると、「プログラマの三大美徳は怠惰(laziness)、短気(impatience)、傲慢(hubris)である」とされる。 怠惰
それはなぜかといえば、怠惰な人間ほどできる限り仕事を減らして効率化しようとするから。例えばプログラマは、コンピュータ上で何らかの大量作業をするとき、何十回も同じ作業を繰り返すよりも、それを全部自動的にコンピュータにやらせるようなプログラムを組むことを選択する。
機械にできることは機械にやらせて、できるだけ自分は何もしないのがクールだとされるのだそうだ。
短気
例えば気長なプログラマであれば、制作したプログラムの挙動に不具合が生じたり、処理速度が遅くなることがあっても、対処を行い、処理速度が遅くなることを気にしないかもしれない。
しかし短気なプログラマであれば、不具合や処理速度の低下を嫌い、事前に時間が経過しても苛立つことがない不具合や処理速度の低下が発生しないプログラムを組もうとする。
傲慢
傲慢なプログラマは、自分の作成したプログラムが他者に批判されることを嫌う。
そのため、傲慢なプログラマは高品質なプログラムを作成し、品質の維持に努めようとする。その結果、簡潔で、不具合が発生した場合にも修正がしやすいプログラムが完成することが多くなるのだそうだ。
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ラリー・ウォール氏はアニオタとして有名日本の文化に造詣が深く、特に禅の思想に興味があるようです。 三大美徳も禅のレトリックでプログラマの心得を説明している点に注意してください。 なるほど!