フランケンシュタインの怪物の容姿と能力
相貌
フランケンシュタインの怪物の容姿と言えば、これが思い浮かぶ人が多いかもしれない。
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一般的なイメージとして定着したボリス・カーロフの怪物 File:Frankenstein's monster (Boris Karloff).jpg|Wikimedia Commons
だが、おそらくこんなものではない。小説を読むと、もっと悲惨な相貌をしていると考えられる。その醜さはラヴクラフト作品の表現でいうところの「名状しがたいもの」である。産みの親であるフランケンシュタイン博士は以下のように語る(引用は光文社古典新訳文庫による)。
ああ! あの恐ろしい顔に耐えられる人などいないでしょう。蘇ったミイラでも、あれほどひどい顔はしていないはずです。完成前もその顔は見ていて、かなり醜いとは思っていましたが、筋肉と関節が動くようになってみると、その姿は、もうあのダンテですら考えもつかないようなものになっていたのです。
またそれは見る人によっては気絶するレベルである。
扉から足を踏み入れた途端、子供たちが悲鳴を上げ、女の一人が気絶した。村中が大騒ぎになった。逃げる者もいれば、攻撃してくる者もいて、飛んでくる石やいろいろな武器でひどい怪我をさせられた。
Wikipediaによると、シェリーは怪物の容貌について、「身長8フィート、薄く光る眼、黒っぽい髪と唇、目立つ白い歯、醜い外見で半透明の黄色い肌をしており、動脈と筋肉の動きはほとんど見えない」と表現している。 怪物は自分の相貌に絶望し、フランケンシュタイン博士を憎んでいる。その彼が語る言葉は重い。
「みんな惨めなやつを嫌うのだ。だとすればどんな生き物よりも醜いこのおれが、嫌われないわけがないだろう? だがおまえ、創造主たるおまえが、被造物であるこのおれを嫌い、拒否するのか。どちらか一方が滅びない限り、堅く紐で結ばれているわれら。そのおれをおまえは殺そうというのか。なぜそのように生命をもてあそぶのだ? ……」
「呪われし創造主よ! おまえすらも嫌悪に目を背けるようなひどい怪物を、なぜつくりあげたのだ? 神は人間を哀れみ、自分の美しい姿に似せて人間を創造した。だがこの身はおまえの汚い似姿に過ぎない。おまえに似ているからこそおぞましい。サタンにさえ同胞の悪魔がいて、ときに崇め力づけてくれるのに、おれは孤独で、毛嫌いされるばかりなのだ」
身長
さらに8フィートもある。
計画が大胆で複雑なことも、実現できない理由にはならないと思えました。こうした気持ちだったからこそ、わたしは人間の創造へと踏み出したのです。部分部分が細か過ぎると時間がかかると考えたので、当初のもくろみに反して、巨大な人間をつくりあげようと決断しました。つまり身長は八フィートほど、それに合わせてほかの部分も大きくするのです。こうした決断をして材料の収集と整理に数カ月を費やし、何とかその壁を乗り越えると、いよいよ作業に取りかかりました。
能力
寒さに強い。
生まれつき、暑さよりも寒さには強いのだ。
「まだ生きているな。おれの力は万全だ。ついてくるがいい。おれは北へ、永遠に氷で閉ざされた国へ向かう。そこへ行ってもおれは何ともない。しかしおまえは寒さと氷で惨めな思いを味わうだろう。……」
高速移動できる。
こう言うと、あいつは急いで姿を消しました。おそらくこちらの気持ちが変わることを恐れたのでしょう。鷲が飛ぶよりも速く山を下ると、あっという間にごつごつとした氷の海のなかに姿を消したのです。
強い腕力
子供はまだ暴れて、悪口を言い続ける。絶望的になったおれは、子供の喉をつかんで黙らせようとした。すると子供は死んで、足下に倒れた。
いいですね。こうしてみると超人ですねイタロー.icon